仮想通貨のトレードを有利に進めるグランビルの法則とは?

仮想通貨のトレードにおいて重要な事がどのタイミングで仕掛けるか、と言う点ですが当てずっぽうで取引をしていてはすぐに損失になってしまいます。

そういった際に損失を極力減らすためにも活用したいのが、テクニカルを使う事によるチャートの予想です。

今回はテクニカルの中でも最もシンプルでトレーダーからの人気も高い、移動平均線を使った買いサイン・売りサインの読み解き方を示した、グランビルの法則についてまとめました。

グランビルの法則とは

グランビルの法則は、アメリカのジョセフ・E・グランビルが考案したチャートの検証方法で、移動平均線とロウソク足の位置関係や方向性を用いる事で、今後チャートがどのような方向に向かうのかを予測するための技術です。

グランビルの法則では4つの買いサインと4つの売りサインの合計8つのサインによって構成されており、そのすべてを把握しておけばチャートを読み解く技術が大きく向上します。

また、一部の読み解きやすいサインだけを把握する程度でも、何も知らないでトレードを進めるよりもはるかに高い効率を得る事が出来ます。

使用する移動平均線について

グランビルの法則ではロウソク足の他に、移動平均線の表示が不可欠です。

移動平均線と一口に言っても、計算期間によってその形は大きく変化する上、単純・加重・指数といった計算方法の違いなども存在しています。

一般的にグランビルの法則を用いたトレードを行う場合には、200日など比較的長めの計算期間を用いた方が機能し易いとされていますが、取引のスタイルによって多少の変化に対応する事が可能です。

200日平均線以外で特に利用される事が多いものとしては5日、25日、75日などが挙げられます。

使用される傾向としては短期的な取引をする場合には5日や21日、25日などが多く、中期は75日以上の物が多く使われていますが、これについては仮想通貨の動き方の特性や個人の取引スタイルに拠る部分が大きいため、各個人で検証し自分に合ったものを見つける事が最も重要な部分です。

仮想通貨に使うおすすめは指数の中期

仮想通貨のチャートに表示する移動平均線の設定のおすすめとしては、単純移動平均線(SMA)か、指数平滑移動平均線(EMA)を使用して、期間は75日など中期取引向けに設定するのがおすすめです。

単純移動平均線や指数平滑移動平均線を選択する理由のひとつとしては、加重移動平均線と比べてより多くのトレーダーが使用している分だけ意識されやすく、仮想通貨の市場にその結果が反映されやすい傾向があるというのが最も大きな理由です。

また、計算期間については、数日~1週間程度の中期的な取引をベースとして75日を挙げていますが、スキャルピングなどの短期的な取引を行う場合には75日よりも短い計算期間(5日、21日、25日など)の物を使用するのもおすすめです。

売買サイン1 移動平均線とロウソク足のクロス

グランビルの法則において最も分かりやすい売買サインの1つが、トレンドの転換タイミングで発生する移動平均線とロウソク足のクロスを狙った売買サインです。

このサインにおける買いの法則は、下降している移動平均線が横ばい、もしくは上昇に転じたタイミングで、ロウソク足が移動平均線を上抜いたタイミングです。

このサインに合わせて買い注文を仕掛けることで比較的高い確率で利益を得る事が出来ます。

売りサインの場合には、同様の形で売買が逆転した形になり、上昇している移動平均線が横ばいもしくは下降方向に切り替わったタイミングでロウソク足が移動平均線を下抜いたタイミングで売り発注するという形になります。

売買サイン2 トレンド中の押し目買い・戻り売り

サイン1と同様に移動平均線とロウソク足がクロスしたタイミングで仕掛けるのが、押し目買いと戻り売りのサインです。

サイン1との違いとしては、移動平均線のトレンドが変化しないタイミングで仕掛ける点にあります。

例えば、買いサインの場合には上昇中の移動平均線をロウソク足が下抜いたタイミングとなります。

売りサインの場合は買いとは逆に下降中の移動平均線をロウソク足が上抜いたタイミングで仕掛けることになります。

この手法はトレンドの流れに合わせた順張りの手法ですが、押し目に見せかけてそのままトレンド転換するパターンや一旦横ばいになってもみ合った後にサイン1を示す事もあるため、しっかりとした利確・損切ラインの確保をしておくのがおすすめです。

売買サイン3 強いトレンドに合わせた反発狙い

上昇・下降のいずれかのトレンドが強く出ている際に、ロウソク足がもみ合ったまま移動平均線に近づくものの、クロスする事なく反発するタイミングに合わせて売買を仕掛けるサインです。

買いサインの場合であれば、上向きに伸びている移動平均線に対して、もみ合っているロウソク足が近づくものの、移動平均線とクロスすることなく再び上昇し始めたタイミングです。

売りサインの場合には位置関係などが真逆の形になります。

このサインは比較的グランビルの法則の8サインの中でも読み辛い部類に入るため、若干難易度が高いですが、レジスタンスラインや直近の高値を超えた時に仕掛ける事で比較的効果的な取引を行えます。

売買サイン4 移動平均線からの大幅な乖離に合わせた売買

最後の売買サインが、移動平均線とロウソク足が大幅に乖離した状況から、本来の形へと戻る力に乗って取引を行う際のサインです。

通常、チャートは移動平均線から大幅に外れる事なく動きますが、時には大きな値動きが起き、移動平均線から大きく離れる事があります。

そういった場合には、高確率で本来の価格水準へと戻ろうと試みる大きな力が働きます。

売買サイン4では、その大きな戻る力に乗った取引を行うサインとなります。

このサインを活かす際に重要なポイントが取引を仕掛けるタイミングです。

大幅な乖離が起きた後、どのタイミングで反発するのか分からないまま仕掛けると、更に上値が伸びてしまい損切ラインを迎えてしまうという事が珍しくありません。

本来の水準へと戻るサインとしては、ピンバー(始値と終値の差が小さく、ヒゲが長いロウソク足)が出現するのが1つのサインとなります。

他のテクニカルと併用する事で確度を上げる

グランビルの法則はあくまでも、今後価格が上がる可能性がある、といった大まかな可能性を提示するものであり、サインが出たからといって必ずその方向に動くという物ではありません。

実際、仮想通貨に限らず多くの取引のチャートにおいて、サインが表示されている場合でも、他のテクニカルではサインが表示されないと言う事は珍しくありません。

ダマしに引っかかる可能性を減らす方法としては、移動平均線以外のテクニカルと併用することで、テクニカル単体で使用するよりも確度の高いサインを発見することが出来るようにしておくのがおすすめです。

併用するのにおすすめのテクニカルとしては、RSIやMACD、フィボナッチなどがあります。

また、局所的な動きを測る短期線、全体の流れを知るための中期線、大局を知るために使用する長期戦といったように期間の違う2~3本の移動平均線を使い、全体の流れに対して今の状態がどういう物なのか把握しておけるようにするのもおすすめの方法です。

まとめ

グランビルの法則には売買合わせて4パターン8種類のサインがありますが、仮想通貨の取引においては特にサイン1やサイン4が良くチャートに現れる傾向があります。

8種全てを把握せずとも、そういった一部のサインを知っておくだけでも余計な損失を減らし、利益を積み上げる事に繋がるため、取引の際に少しだけ意識してみるのがおすすめです。