仮想通貨の分散投資は意味ある?それとも一点投資の方が良い?

投資の世界では、分散投資をするのが一般的です。

それは、リターンを高める為というよりはリスクを下げるためなのですが、ことリスクを下げるという意味では間違いなく効果的です。

ではそれは、仮想通貨においてもあてはまるのでしょうか?

ここではそんな、仮想通貨において分散投資は効果的なのかということについて見ていきたいと思います。

現状ではそこまですごく効果的なわけではない

分散投資が効果的なのは、それぞれの分散先が連動した動きをしないからです。

もちろん、多少連動はします。

たとえば株だって外貨だって、経済全体が悪ければ多少全体的に落ちてくるものです。

でも、たとえば日本の株の調子が悪い時には、外貨の調子が良いこともあります。

そして他にも強い金融商品として知られる金などへの投資もありますから、分散すればするほどにリスクは下げられます。

あまり分散しすぎるとリターンも狙いづらくはなりますが、それでも効果的であることは間違いありません。

でもこと仮想通貨においては、分散投資はそこまで効果的な方法ではありません。

少なくとも現状では。

ほとんど全て連動している

なぜなら、今の仮想通貨はほとんどすべてが同じ動きをするからです。

仮想通貨といえばビットコインが浮かぶ方が多いはず。

そしてそんなビットコインの動きは、やはり強いのです。

他の仮想通貨は、ビットコインが上がる時には上がるし、ビットコインが下がる時には下げるのです。

もちろんつねにそうであるというわけではありません。

でも、多くの場合でそう動きます。

ビットコインがすごく下げているのに、ある特定の仮想通貨だけ上げ続けるということは、そうそう起こりえません。

なので、分散投資をしていても、ビットコインが下げれば下げるし、上がれば上がるということが多いです。

それでは分散投資もそこまで効果的とは言えません。

ただし幅には違いはある

ただ同じ動きをするとはいっても、下げ幅上がり幅まで同じわけではありません。

たとえばビットコインが3パーセントしか上がっていないけど、ライトコインは10パーセント上がっているとか、そういうことはあるのです。

同じ動きをして、同じ幅なのであれば、分散投資の意味は0になりますが、同じ動きは同じ動きでも、こうして幅が違うわけなので多少の効果は期待できます。

全体的に動きの幅は大きくなりがち

仮想通貨に投資する際には、まず多くの方がビットコインないしはイーサリアムという強い仮想通貨に投資するものです。

使い勝手が豊なのがこの二つですからそれはわかります。

でも、イーサリアムもビットコインも、けっして値動きの幅が大きい仮想通貨ではありません。

1日で10パーセント動くことは2018年4月現在では多くないのです。

でも、他の仮想通貨であれば、それくらい動くことはまだまだあります。

ということはつまり、分散投資をしていた方が、値動きの幅が大きくなりがちだということになります。

ビットコインに3万円を投資して、値動きが3パーセントだとしたら、資産は約31000円になるだけです。

しかし、ビットコインに1万円、リップルに1万円、リスクに1万円だとします。

ビットコインが3パーセント、リップルが10パーセント、リスクが5パーセントだったとしましょう。

この場合、10300円、11000円、10500円で、31800円になります。

つまり、30000円からみると6パーセントアップとなり、ビットコイン1点投資よりも3パーセント程度分散投資の方が儲けが大きくなるのです。

バランスが良い投資方法

それでいて、リスクはケアできています。

この場合、一番儲かるのはリップルに30000円かけていることでした。

そうすれば10パーセントアップになりましたから。

でも、リップルに10パーセントかけていて、リップルが1パーセントしか上がらなかった、ビットコインよりも損になります。

このケースではたまたまリップルがあがりましたが、実際にはどれが大きく値を動かすかは読めません。

そして大きく値を上げるものは、大きく値を下げる可能性もあります。

そういう意味では、一点に投資するのはかなりハイリスクなのです。

でも、分散投資であればそのあたりのリスクはおさえられます。

だから、仮想通貨でも分散投資をする意味は十分にあります。

すくない金額で勝負をするには向かない

分散投資は、すくない金額で勝負するには向きません。

たとえば仮想通貨にかけることが出来る金額が10000円しかないとします。

10000円が分散で8パーセントアップしても10800円です。

でも一点投資で運よく20パーセントアップしたら12000円になります。

10800円ではもはや誤差の範囲内と言えますが、12000円であればある程度満足できそうです。

2回分の昼食くらいはお得にできますから。

もしかける金額が100万円なのであれば、108万円になり、8万円の儲けが出せて、かつリスクもケアできるのですから、分散投資は有効です。

でも、少ない金額の場合はやはりリターンを多く求めないとなりません。

そう考えると、分散投資よりも一点投資で勝負するのがおすすめです。

大きく減らしてもショックはすくない

すくない金額での投資の場合に分散投資ではなく一点投資がおすすめなのは、減るリスクに対しての寛容度にもポイントがあります。

100万円を92万円にしてしまったらすごくショックです。

8万円を稼ぐのは、はたいて稼ぐのであれば簡単ではありませんから。

でも、10000円が9200円であれば、特に何も思わないものです。

もちろんショックはショックですが、これもやはり誤差の範囲内です。

だから、リスクの高い攻めが出来るのです。

リスクの高い攻めが出来るのにしないのは勿体ないので、やはり少額の場合には一点投資がおすすめです。

短期で利益を上げたい場合にも一点投資

少額の投資同様に、短期で利益を上げたい場合にも一点投資が効果的です。

上げる時にはもちろんのこと、マーケット全体が下げている時でも、何かの仮想通貨に良い材料があれば、それは1日で30パーセントくらい上げることもあります。

その通貨に投資することが出来れば、短期間で30パーセントくらいの儲けを出すこともできるのです。

でも分散投資の場合は、その通貨にかけるお金も少なくなりがちですから、それでプラスが出たとしても結果的にマイナスになる可能性もあります。

もちろん一点投資でも、その材料のある通貨に投資できない可能性はあります。

しかしそれが出来れば短期間で目標を叶えることもできるのです。

材料は割と簡単にみつかる

よほどいきなりでもないかぎり、材料はわりと簡単にみつかります。

たとえば、上場の際には、だいたいの場合で噂があります。

もちろんその噂通りにいかないことも多いですが、噂通りにいくことだってあります。

だから狙うことはできるのです。

また、それ以外でも何月にどんなことがあるというのは意外と公表されているのです。

それの信憑性を測る事でも、上がる通貨の予想をつけることはできるでしょう。

まとめ

分散投資は仮想通貨ではそこまですごく効果的な投資方法ではないです。

とはいえ良さがないわけではなく、当然良さはあります。

ただ少額投資が多い仮想通貨業界では、一点投資も効果的になります。

なので、どちらを選んでいくかは、自分が仮想通貨にどのくらいの金額を投資しようと考えているのかということによって変えていくことをおすすめします。